本社工場では、商品のピッキングミスや商品ラベルの貼り間違いゼロを目指して、「声だし確認」に取り組んでいます。 ※声出し確認=指差呼称(しさこしょう)

お客様に大変なご迷惑をお掛けしてしまう出荷ミスを何とかゼロ件にするための取り組みです。

以前行われた「声だし確認強化月間」では、ミスが発生しやすい事象を洗い出し(いわゆるパレート解析)、主にピッキングミスに着目しての改善活動を行いました。

 

声を出して何が変わるの?と思われる方が少なくないと思いますが、多くの大手企業さんも真剣に取り組まれておられます。身近なところでは東京駅の新幹線ホームで乗車待ちしていると、ピンク色の制服をまとった清掃員さんたちが、指をさし、声を出して安全を確認されているのを見かけます。飛行機に乗るとキャビンアテンダントさんたちが離陸・着陸前にドアや荷物棚に、指をさし、声を出しながら確認されている姿はちょっとカッコよかったりしますよね。

厚生労働省が発表している「職場の安全サイトhttps://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo72_1.html」では、「1994年、財団法人(現、公益財団法人)鉄道総合技術研究所により、効果検定実験が行われました。同実験によれば、「指差しと呼称を、共に行わなかった」場合の操作ボタンの押し間違いの発生率が2.38%であったのに対し、「呼称のみ行った」場合の押し間違いの発生率は1.0%、「指差しだけ行った」場合の押し間違いの発生率は0.75%でした。一方、指差しと呼称を「共に行った場合」の押し間違いの発生率は0.38%となり、指差しと呼称を「共に行った」場合の押し間違いの発生率は、「共に行わなかった」場合の発生率に比べ、約6分の1という結果でした。」とされています。

これらのデータや大手企業さんの取り組みを参考にして、小さな取り組みではありますが、大いに改善の期待が持てますので今後も継続的に取り組んで参ります。